犬を眺めて人生を考えるおじさんブログ

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食と文化の謎
20060302135411

マーヴィン・ハリスの著作である。さきに読んだ『ヒトはなぜヒトを食べたか。生態人類学から見た文化の起源』とおなじ著者である。マーヴィン・ハリスは、おもしろい研究者である。アメリカの文化人類学者でありながら、アメリカの同業者であるアメリカの研究者から毛嫌いされているらしい。
インドでは牛をたべないし、イスラム教徒はブタを退ける。犬をたべるといえば、まるで人間ではないような風に想われるイギリスやアメリカの文化を皮肉をこめて論説するのである。
さらに食人風習もその背景を単に嗜好の問題とか宗教上の問題としないで、最善化採餌理論という仮説で説明する。
電車でずうと読んでいてやっと読み終えた。この本は内容が先の本よりずっと深い。
インド人にとって牛が神さまになる意味や、ミルクを飲むとお腹がゴロゴロするなのはなぜか。ぼくなどの牛乳がダメな人間にはすっかり意見に同意してしてしまう。また昆虫をたべる意味もおもしろい。何と云っても人肉食の原価計算が戦争との関係で論じられる。
目から鱗の論説がつづくので、気分の悪くならない人だけにお薦めです。この本が岩波書店ででていることも不思議である。


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