犬を眺めて人生を考えるおじさんブログ

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牛王宝印
20060123110906

清水寺の牛王宝印(ごおうほういん)のお札。
1月7日にだけ配られるお札。俳句の季語にもなっている。

牛王 清水寺 修正会の満願の日。柳の杖(牛王杖)で本尊の光背を打つ行事。参詣人に牛王宝印を授けるが、この宝印の紙は商家にとって商売繁盛のお札とされる(京都市東山区)『宗派の主要行事 1月』

「按」このお札はたぶん農業神的要素があるのだと思う。現在は太陽暦なのでこのような時期に行われているが、旧暦なら農業がはじまる時期に相当する。牛の健康をねがう意味合いがあったと思われる。熊野那智大社でも行われている。
さらに中国の立春の前の日に行われる打春牛の行事との関係も注意されなければならない。打春牛では紙の牛を打ち付け、その牛の中に子牛が入れてあり、その牛が出ることで豊作を願う行事である。ここでも柳の枝で打ち付けることから、たぶんこの行事の変形ではないかと思う。熊野でも「祭壇に神符を供え、神職が悪霊を追い払うため、太鼓の音に合わせて柳の小枝で樫の木の打盤と呼ばれる板を力強くたたきつけた。」『デーリー東北新聞社』2006.1.23と報告されているから、おなじ意味合いがあると思う。
また牛王は地獄の馬頭とともに冥土の守護神的要素があるので八坂の神々の地獄的要素とも関係があるかも知れない。特に牛王神社が八坂にあることも関係するのだろうか。

中国の民俗
「“立春”の前一日、仗をとって春を東郊に迎える。立春の候、芒神を祭り、土牛を鞭うち、春宴を設ける。」
『上海縣誌(三十二巻・清同治十年刻本)』,『中國地方志民俗資料匯編・華東巻(上)』P7
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