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アイスマンの刺青は経絡経穴ではないのです
アイスマンの刺青は経絡経穴ではないのです

アイスマンの刺青は経絡経穴ではありません。昨日のNHKの放送以来FBでも議論が続いています。もし、アイスマンのいれずみが経穴なら経絡や経穴の認識がなければならないとおもいます。世界中でいれずみしていたのになぜはりきゅうは起こらなかったのかについて考えてください。刺青が治療に役立つとは認識していなかったからです。刺青がもし治療に役立つならもっと、世界中で鍼灸治療が成立したはずです。この説を発表したドイツの鍼灸学会の会長は経穴や経絡が固定的に存在するもという先入観でいれずみを見ているのです。経絡現象を見ても決して経穴や経絡は固定的ではありません。今日の鍼灸医学を教えるために固定的にしているだけなのです。中国で鍼灸学が成立した時にはいれずみは罪人の表示と周辺諸国の未開民族にだけあったのです。


他にも刺青はあったようです。ただ都合のいい所を意味づけたのだと思います。刺青のある民族全てに経絡なり経穴を当てはめると新しい鍼灸の学説ができるかもしれませんが、それが間違いであることはだれでもわかるでしょう。指にソゲが刺さって縫い物針で、ソゲを抜いたとしても鍼治療になりますか。石器で膿を出すことは新石器時代の人ならどこでもやっていたと思いますが、そこから同じような鍼灸理論はできませんでした。民族博物館の吉田先生は全く根拠のない刺青に治療効果があったといって、アイスマンの刺青経絡説を援護したのです。私たちは歴史的根拠に基づいて議論すべきなのです。新石器時代の石器は医療に使われたかもしれませんが、すべてがへん石ではないのです。へんせきと呼べるのは医療の道具として使われたものだけなのです。その一番古く根拠があるのは満城漢墓の水晶のへんせきです。


その印は現代の鍼灸学の教科書が5000年前にあったとすれば、治療のための印といえるでしょうね。でもその印には全く根拠が無いのです。僕も治療中にマジックで印をしてますよ。それは現代の鍼灸学を学んだからです。もし治療のための印なら5000年前に鍼灸の理論と経穴図があったことになりますよ。アボリジニーの刺青やアフリカの原住民の刺青には一直線の破線上の物がありますが、それが膀胱経の治療点の印とは言えないのです。

治療が体系化される前から治療部位としてあってもおかしくはないのでは?と突っ込まれていますが、すでに述べたように同様の治療はあったかもしれませんが、それが刺青である必要性はなく、また今日の治療穴としての経穴である必要性は全くないのです。治療部位として明記されたとしても何のためにそうするのかという理論的根拠がなければならないのです。医療は経験が大多数ですので、一度の思いつきで体系された理論ができるものではありません。

白黒をつけたがっているわけではないのです。ただアイスマンの刺青が経絡経穴であるという馬鹿げた説が広がるのを懸念しているだけなのです。
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