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犬を眺めて人生を考えるおじさんブログ

高野聖

この名著を読み終えた。この本を読むと、法然上人や親鸞聖人の出現が突然のものでないことを明らかにしています。中世には高野山が浄土思想一色となり一遍の時宗聖が活躍するさまを知ることができます。特に東大寺大勧進の俊乗房重源の働きは、むかし仏教史で習った彼の伝記と大きく異なっていて、面白かったです。彼がいかにフェイクな人であったか、それを知るだけでも面白いのです。やはりこの書は名著だと思う。この本が出版された時に、仏教史の研究家から反応が薄かったということも、教学しかしらない現代の仏教史研究者の片手落ちを図らずしも明らかにしているのです。
先の書評のために読んだ本が余りにもつまらなかったので、読み応えがありました。

<ミッテゴラン・ランキング>☆☆☆
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