犬を眺めて人生を考えるおじさんブログ

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青山二郎著『骨董鑑定眼』
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青山二郎という人は、不思議な人である。小林秀雄と出会い、柳宗に認められ、一端の美術評論家と骨董鑑定家になるのだが、それだけに留まらない嫌味な人物であったらしい。その鑑定眼がたしかなだけ評論がするどくなり、友人といえども厳しい目から逃れなかったらしい。小林秀雄は最後には彼を嫌うようになり、柳は青山と別れたらしい。一応青山は装幀家という分野になるらしいのだが、それとて彼自身はそうは思っていなかったらしい。
青山に興味を持ったのは、柳の展覧会の解説本からである。

青山は河井寛次郎や富本憲吉、浜田庄司、バアナード・リーチを現代の陶工とする。そして柳宗の一派とする。そして彼らが柳を離れていく様を暗示するのである。柳は晩年彼らが作家として有名になっていくと柳の民芸運動と似て非なるものを感じていたようである。僕は最近河井寛次郎や富本憲吉の陶芸にはどうも芸術とは感じられないのである。同じことを青山も言っていてなんとなくわかった気がした。
柳一派の中で棟方と芹澤はちがう気がするのである。彼らは作家となったけど、美の本質を失わなかったのではないだろうか。
でも読みにくい本である。主述が安定していないので、その時代の彼をとりまく状況がわからなければ、彼一流の嫌味もわからないにちがいない。

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作品>ガラス細工1
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